１５話 喝采のマオ

喝采っつーか、『しーつー萌のマオ』の方がしっくりするなぁ。
っていうか、今回こそ『ギアス対ギアス』なんじゃなかろうか。

マオのギアスについての話から。
範囲は５００メートル以内。
その気になれば深層意識まで読める。
回数制限および制約も無し。
というわけで、どう考えてもルルーシュより上だな…と思っていたら、最低最悪の弱点が。
オフにできないって、これは苦しすぎですよ。
望んで無くても周囲の人間の心の声が聞こえるってのは、苦痛以外の何物でもありませんよね。
例えばエリア１１でイレヴン達が密かにコミケを開催していて、そこにマオが迷い込んだら………嗚呼、想像したら、もう哀れ過ぎて涙が出てしまいそう（笑）
ルルシー派の妄想に瀕死のダメージを負い、ルルマオ派の妄想なんて聞いた時にはショックで即死モノでしょ。
そりゃあ、心の声が聞こえない相手を求めたくもなるでしょう。
マオの状況を思うと、ホントに気の毒になってしまいます。
スザクやルルーシュよりも、よっぽど切ないよこの人。
…しかし、このマオの顔を見ると、どうしても『今、会いに行きます』というタイトルのホラー映画が作れそうだな（笑）と思ってしまう…。

「私もユーフェミア殿下に会ってみたい」発言から、ナナリーは、もしかすると日本に来る前の事は覚えていないのかな？と思ってたんですけど、違った。（会ったらマズイと解っていても肉親への思慕はあるって事かな）
「シュナイゼル兄様」か。
ルルーシュにとってはブリタニア王族は復讐の対象なんだろうけど、ナナリーにとっては兄・姉はみな親しみを持つ相手のよう。ええ子じゃ…。
ルルーシュがやってる事を知ったら、ナナリーにとって、それ以上に辛いことはないんだろうなぁ。

しかし、ルルーシュのうっかり度から考えれば、いつどこでうっかりバレても不思議はなさそう。
そもそも、ギアスの副作用についての話が初めて出てきたってあたり、大丈夫なのかしら。
マオのギアスが力を増したら、聞こえる範囲が広がるとかくらいかなと思いますが、ルルーシュの場合はどうなるのかな。
ギアスをかけられる距離が伸びる？
何度もかけられらうようになる？
サングラス越しでも可能になる？
なんか、ルルーシュはギアスの種類が幸運だった気が。
力に飲み込まれた場合の弊害が思いつきません。
あ、手当たり次第ギアス発動させちゃって、命令しなきゃ相手の硬直状態が解けなくなるとか？
それだと、かなり面倒そう（笑）
ところで、ギアスがいらなくなったら、クーリングオフは出来ないものなんでしょうか。
まぁ、８日以内なら出来たよ、とか言われても無理だけど。
ルルーシュのギアスなら、誰が使えるようになっても８日くらいは使いまくって遊んでるでしょうし。

ところで、ルルーシュがしーつーを卑劣だ、中途半端だ、と責めてますけど、詰めの甘さについては自分も心辺りがあるんじゃないのかい。
ギアスの力を取り上げられるなら、しーつーもそうしたんじゃないかと思うんですけどねぇ。
もし、それは不可能で、でも大切な相手に違いは無いから殺せもしなかった、って言うなら、マオにとってはあのまんま放置されたのは残酷な事だったと思うけど、ルルーシュなら殺せるのだろうか。
例えばシャーリーがもし記憶を取り戻して、それでまた辛い想いをして「いっそ殺して。お父さんを殺した貴方が、私を殺して」と言われたら、ルルーシュは出来るだろうか。

ま、どっちも良いけど。

だ、だだだだだだだって、それどころじゃないんだ！それどころじゃ！

ロイドは伯爵様。

マジですか。
そんなオプションついてたんですかアナタ！
スザクも驚いてるけど、私も驚きますよ、いや、むしろ萌ですよ。
しかも放蕩貴族って、ここで萌なきゃ何処で萌える！
お恥ずかしい～じゃないよホンット。
『ただの、技術屋の変態』なのか、それとも、『ただ者じゃない、技術屋の変態』なのか、とドキドキワクワクしていたら、どっちもハズレだったとは。
これからは、『ただの、技術屋やってる放蕩貴族の変態』なのか、それとも、『ただ者じゃない、技術屋やってる放蕩貴族の変態』でドキドキワクワクです。
特派はシュナイゼル殿下の肝いりって言われてたけど、ここの人間関係も興味津々。
っつーか、正直に正確に言うと、シュナロイなのか、ロイシュナなのかって話。
早めにハッキリしてよ…！

で、こっちも疑問だったことですが、やっぱりミレイはルルーシュの素性を知ってたんですね。
バレたのかと聞くミレイに、ルルーシュは「自分の素性を知っているのはアシュフォード家だけ」って答えてますけど、スザクも知ってるじゃないか。
ミレイはスザクとルルーシュの友人関係までは知らないのかな。
っていうか、ミレイとルルーシュの関係って、どうなんでしょ。
アシュフォード家とルルーシュの関係を考えれば、ルルーシュの母親が殺される前は、婚約関係にあったとしても不思議じゃないし。
見合いの話を持ち出したミレイの視線を、ルルーシュに止めて欲しいと思ってると解釈できる。
と、すると、ルルーシュはモッテモテですね。
しかしミレイとの件に関してはリヴァルを応援したいところ。

そこへシャーリー登場。
ルルーシュへの態度はやっぱり『知らない人』に対するもので、当然ミレイは不思議に思った。
言い訳は『喧嘩して他人ゴッコ』
ちょ、それで納得しちゃうのかよ！
可愛いプレイって、そんなアホな。
ルルーシュはどうするんだろうなー、シャーリーの母親にギアスをかけて本国へ帰らせて、共通の知り合いにもシャーリーを忘れさせたりするのかなー…と思っていたら、何にもしないとはね。
それで周囲の全員が、卒業するま騙されてくれるとしたら、ちょっと凄いよアシュフォード学園。

んでもって、しーつーは身体が柔らかいんだなぁ、とか。
マオの「僕だよルル」は気持ち悪いなぁ、とか思っていたら、きた！
ヴィレッタ！
記憶喪失になってますけど、可愛いさ大増量の出血大サービス。
これは、扇×ヴィレッタに萌えろ、と。
そういう事ですね。
そういう事でしかないですね。
イエス！マイロード！（笑）
にしても、扇はまぁ、良いと言えば、良い人か…？
でも元々はテロリストだしなぁ。
今もブリタニア王族や軍にとっては、敵でしかないわけだけど。
いやでも玉城に発見されたらどうよ？って比べれば、遥かに良い人でしょうけど。
とりあえず、捕虜なんだから好きにしちゃえ♪って人ではないのは確かだったわけで。
扇とヴィレッタの今後が気になります。

そしてこちらは、過去が気になる人。
スザクは父親と何があったのか。
父親と自分を比べて、自分を否定しているってのは、父親に対して何か負い目がありそう。
しーつーの精神攻撃で混乱した時に父親について口走った事や、玄武は徹底抗戦を唱えていたのに、さっさと自決した売国奴って評判をあわせると、スザクが父親の死に関与している可能性もあるわけで。
まだ１０歳くらいだった子供が何をしたのかって考えると、妄想ばかりが大きくなって困る。
ロイドスザクの行き着く先を考えると、ブラックな自分がコンニチワって言いそうでもっと困る。

困るといえば、白馬の王子様・マオ。
この登場の仕方は普通に反応に困ります。
１７歳の男子のやることかァ！
しーつーが冷静に「相変わらず子供だな」って言ってますけど、子供が子供っぽいことをするなら笑えますよ。
１７歳でこれやって、白馬の王子って呼んでｖとか言われたら、私なら全力で逃げるけど…って、あ、もしかして、しーつーもだから逃げた？
それだったら納得。
でも、仔マオはちょっと可愛いかも。
パンダと戯れる仔マオになら、素直にニコニコできそうです。

でも、現在のマオは可愛くなーい。
っていうか、やっぱりドＳだこの人。
しーつーが銃撃くらいじゃ死なないって知ってるのかもしれませんけど、それにしたってそこまで撃つか。
トドメに、しーつーを飛行機に持ち込む為にコンパクトにするってアナタ！
チェーンソー持ってジェイソン気取るなら、仮面もつけなきゃダメじゃない！

…それはともかく、「オーストラリアに白くて綺麗で静かな家を買った」という言葉で、私の頭の中は小坂明子の「あなた」がグルグル回って止まらなくなっちゃいましたよ。
小さな家に、大きな窓と小さなドア、部屋には古い暖炉
真っ赤な薔薇と白いパンジー
子犬の横にはバラバラになった貴方
貴方にいて欲しい
それが夢だったのよ
愛しい貴方は今、ここに
と、まぁ、そういう訳ですね。
それとも、しーつはバラしてもアロンアルファで直せるんでしょうか。

ここでルルーシュ登場。
ビデオレターの中で勝ち誇る貴方、自分で映像をシコシコ作ってたのかと思うと、ちょっと笑えます。
マオが見たこと無い部分…って発言も、マオの反応を想像しながら言っていたかと思うと、ちょっとどころじゃなく笑えます。
暴れるマオを馬鹿にするけど、私はむしろ１人上手な貴方を笑いたい。
っていうか、マオの思考がシンプルなのか仕方ないしなぁ。
だって「しーつー萌ェェェ！！！」なだけだもんさ。
解りやすく変態なマオより、普段の人前ではまともな顔してるのに、本性でた時に悪役顔のルルーシュの方が観察対象としては面白いです。

そして、マオは蜂の巣にされてしまいました、が…来週もまだ出番あるんですよね。
なんでコレで生きてるんだろう。